「うっし~師匠と行く関西讃岐うどん新店ミステリーツアー」の続きです。
電車に揺られて降り立った駅は、JR住道駅です。
皆さんICOCAかPiTaPaを持っているから、降りる駅は着く直前まで知らされません。
住道を降りた瞬間に、 「うどん棒 住道店」か? 「瀬戸内製麺」さんか?どちらかになりますね。
2日目は、三豊市のうどん屋さんばかり攻めていましたが、高松市へ移動しました。
次に行ったお店は、「栄美うどん」(ひでみ)さんです。
初め、店名をなんて読みのかなぁ~?と思っていたら「ひでみ」と読みようです。
ご主人と奥さんの名前の一文字づつ取って名付けたようです。
「コブクロ」のようですね。
あ、違った「きすけ」のようですね。(笑)
今回のうどんツアー13軒目にして初めて「しっぽくうどん」があるお店に出会いました。
「しっぽくうどん」を注文すると思うでしょう?
このお店は、お出汁が美味しいとの情報だったので、シンプルにかけうどん(小)を頂きます。
拘りの「梅干し」も人気があるようですが、私は勿論取りません。(笑)
コロッケを一つ取ってお会計です。
かけうどん(小)140円にコロッケが80円と、ここでも嬉しいお値段です。
麺は自分で温めて、お出汁を注ぎ入れます。
これが讃岐のセルフスタイルですね。
今回は、麺は温めずに温かいお出汁を入れました。
通称「ひやあつ」と呼ばれるかけうどんです。
うどんのコシを楽しむために、あえて「ひやあつ」にしましたが、ぬるいかけうどんなりますから、ここはお好みでね。
先ずはお出汁を味わってみます。
お~~!イリコの味なのに、苦みも無くスッキリとした味わい。
ガツンとしたイリコの味と違って、深みのおるお出汁と言ったら良いのかぁ~?
メチャ美味いお出汁で感動したでぇ~~!!
エッジの立った麺は、ひやあつにしたので十分にコシが残っていました。
実は、お出汁を入れる前に少しだけ食べてみたんよ。
小麦粉の風味もあって、メチャ美味かったからそのまま食べてしまいたい衝動に駆られてしまいました。
でも、お出汁がこれだけ美味かったから、かけうどんにして正解です。
コロッケは、まあ普通の味。
揚げたてで無かったのが残念やねぇ~
しっぽくうどんのオーダーは殆ど無く、皆さんかけうどんを召し上がっていました。
かけうどんのお出汁の素晴らしさを皆さんご存じのようです。
お出汁で感動したのは、チョー久しぶりです。
ほんま美味しいお出汁やったわぁ~~ !
「栄美うどん」
香川県高松市西山崎町208-1 地図
営業時間 午前11時~午後5時
定休日 日曜日
二日目の2軒目は、三豊市詫間町の「道久製麺所」です。
今回の一人旅で、どうしても再訪したかったお店です。
この香川にあって、剛麺を出すお店でも有名。
前回の訪問で、この麺に惚れてしまいました。
この製麺所も、玉売りのみのため、ここで食べたい場合はマイ丼・マイ箸・醤油持参が必要です。
午前9時からの営業で、8時50分に到着。
でも、お店のご主人が出て来て、「今日は、寝坊してしまったから20分ぐらい遅くなるよ!」って言われました。
急ぐ旅でも無いし、じっくり待ちましょう。
奥の方で、お母さんが麺棒を使ってうどんを伸ばしています。
よく見ると、中央にあるドラムのような機械の左側が釜になっていました。
その釜でうどんが茹でられているようですねぇ。
暫くすると、お母さんが釜の方に近づいて来て、レバーに手をかけました。
そのままうどんはドラムの中に吸い込まれて行きます。
ドラムがグルグル回転して、うどんを洗って行きます。
茹であがったうどんのぬめりを取る作業を、この機械が自動で行うようです。
暫くすると、ぬめりを取ったうどんがザルの上に出て来ました。
大量に生産する製麺所には便利な機械です。
出来上がった最初のうどんを持参した器に入れて貰います。
1玉75円と、玉売り製麺所ならでは価格。
でも麺を食べると、この75円がメチャメチャ安く感じますよ。
寒い中、道ばたに座ってうどんを頂きました。
前回も、メチャ寒い日やったけど、綺麗にうどんを撮るためには寒いとは言ってられません。
これがブロガー魂ってもんやでぇ~~ (笑)
持参したダシ醤油をかけて頂きます。
あ、容器には「山越」のだし醤油って書いてありますが、中身は違って、私のお気に入りのダシ醤油が入っています。
麺は、凄い剛麺です。
硬い系の剛麺と言えば解って頂けるでしょうか?
噛むと押し返してくる弾力は、半端な物ではありません。
ゴッサ美味いでぇ~ !
私好みの麺やわ~!
前回食べた時は、やや塩分が抜けきっておらず、塩っ辛い麺でしたが今回はそんなことは無く、美味しい麺でした。
道ばたで写真を撮りながら食べていると、近所のお父さんが近づいて来て、うどんの話・この詫間町のことなど色々と聞かせて頂きました。
「この近くに、詫間の雀さんと言うお宅は無いですか?」とお聞きすると、
「ここから、2キロほど行った○○の近くに5~6軒ほど同じ名字の家があるかな?」 と教えて頂きました。
雀さんは、こんな美味しいうどんを食べて育ったんやね。
最後に、お父さんが「記念に写真を撮ったるわ!」と言うので、お言葉に甘えさせて頂きました。
こんな写真です
陽気なお父さんと別れて、次のお店に向かいました。
「道久製麺所」
香川県三豊市詫間町松崎579-14 地図
営業時間 午前9時~午前10時30分
定休日 第1・3・5日曜日
過去の訪問 冷たい麺1玉
いや、かなり久しぶりでした。
でも、お店のご主人に覚えて頂いて、ちょっと感激です。
毎回ぶっかけうどんばかり食べているので、今回は生醤油うどんにしましょう。
穴玉の生醤油(冷)お願いしました。
でも、禁断の言葉「大盛でお願いします。」と言った瞬間に、反省している自分と美味しい麺と聞いていて大盛で食べないとあかんやろ~!と変に納得させている自分とがいました。
穴子天でかぁ~~
器からはみ出しているし、反り返っているのでテーブルに付きそうな雰囲気です。
穴子さん、大好きなんで嬉しいですなぁ~
どこから食べようか?悩む大きさ。
勝手にどこからでも食べたらええやろ~ (笑)
これが噂の麺ですか?
ん!? 何じゃこの伸びはぁ~~
凄く伸びて弾力のある麺の登場やん。
やや細めの麺は、以前のような平らな麺ではなく、四角くなっていました。
伸びのある麺が、口の中で踊っています。
情報通りに、メチャメチャ美味いやんかぁ~~!!
醤油の入れ物が、昔のポンプ式の入れ物から変わっていました。
やや甘めのすっきりとしたダシ醤油です。
念のために言っておくけど、入れ物と中身は違いますからね。
最後は、何故か?大将と「元気屋」の話題で盛り上がりました。
あるうどん屋さんと「元気屋」に行って、潰されるまで飲んだらしいわ~
酒豪のうどん屋さんが多いように思うのは、私だけでしょうか?
そんな事は、皆さんがご存じな訳ないですね。
美味しいうどん、ご馳走さまでした。
偶には食べに行くもんやねぇ~
「宇野製麺所」
大阪府東大阪市小若江4-11-15 地図
営業時間 午前11時~午後3時
午後5時30分~午後9時
定休日 月曜日
電 話 06-6725-0792
過去の訪問 他人ぶっかけ
ぶっかけうどん
親子ぶっかけ
しょうゆうどん
ちく玉ぶっかけ
2軒目は、善通寺市にある「大平製麺」さんです。
今回の讃岐うどんツアーは、 「ディープでマニアックなうどん屋を訪問する」のをテーマとしています。
一人で大阪から香川まで讃岐うどんを食べに行くだけでマニアックやでぇ~~(笑)
そうかも知れませんが、今回訪問の「大平製麺」さんは少し知識が無いと訪問出来ないうどん屋さんです。
「さぬきうどん全店制覇攻略本2011ー12年版」にも載っていないお店なんですよ。
その上、午前7時から午前8時までのたった1時間のみの営業。
大きな通りから路地に入って行くと、このような生垣のお家があります。
恐る恐る玄関の方に向かうと、うどんの幟も看板も無く、普通の民家です。
本当にここが製麺所?
知っていなければ辿り着けない製麺所です。
表札に「大平」さんと書いてあるのを確認して、玄関を開けると、
土間になっていて、奥の方に明かりが付いていました。
後から気が付いたけど、小麦粉も山積みされていますねぇ。
そのまま進むとそこが製麺所になっていました。
製麺所に居たお母さんに 「すいません! もううどん食べられますか?」 と訪ねると。
「今日は、平日なんでやってないんよ。」と地獄に落とされたようなお言葉が帰ってきました。
お母さんが言うには、現在は土曜日と日曜日のみの営業で、平日はうどんを作っていないとの事。
私が調べたサイト「食べログ」さんには、そんな情報書いて無かったでぇ~~
「でも、お兄ちゃん20分ぐらい待ってくれたらうどんが出来るけど、食べるか?」
こんな親爺にお兄ちゃんと言ってくれた事よりも、うどんが食べられる事の方が嬉しいがなぁ~ (爆)
よく見ると製麺中のようでしたが、この日は、近くの保育所から注文が入っていて、いつもより遅いがこれからうどんを茹で始めるようです。
保育所の注文は、玉数では無くて14.6㎏とキロ単位の注文のようでした。
ゴッサラッキーやでぇ~~!
勿論待たせて頂きます。
うどんを打ちながら、お出汁も作って頂きました。
私1人やから、醤油だけでも良かったのにお出汁まで作って頂けるとは感激です。
茹で立て、絞めたてのピカピカ麺です。
先ずは、何もかけずに麺だけを頂くと、
小麦粉の風味が、メチャメチャあって思わず笑みがこぼれてしまいます。
麺のコシは、普通でそれよりもモチッとしたタイプの麺。
お母さんの人柄が、麺にも表れているように思いますね。
折角作って頂いた、かけ出汁を器に注ぎ入れました。
お出汁は、イリコ風味のかけ出汁ですが、イリコの味を抑えたアッサリとした味に仕上げてあります。
全体的に優しい感じのするうどんです。
これで、1玉65円ですから、やっぱり讃岐の製麺所ですねぇ~
何か、今回のツアーは良いことがありそうな予感?
では、次にお店に向かって出発~~
「大平製麺」
香川県善通寺市与北町696 地図
営業時間 午前7時~午前8時頃まで
土曜日と日曜日のみ営業
近くには、「大平」姓のお家が多いのでご注意下さい。
急に思い立て、香川まで讃岐うどんの食べ歩きに行って来ました。
今回は、気ままな一人旅です。
急に思いついたため、全く何処に行くか?決めてなかったので、うっし~師匠のブログと、放浪うどん人さんのブログを参考にしながら、食べ歩いて来ました。
1軒目は、丸亀市の一打入魂「喰うかい」さんです。
何故このお店を1軒目に選んだかと言いますと、午前5時から営業しているからなんですね。
香川入りが、午前5時半
あたりは真っ暗で、何処にお店があるか?解りません。
遠くに明かりと、中華そばの幟が見えたので、そこでお店の場所を聞こうと近づくと、それが目当ての「喰うかい」さんでした。
うどんも中華そばも出しているお店のようです。
小一玉のうどんが、160円です。
メニューを見ただけで、香川にやって来た気持ちにさせてくれますねぇ~
このお店のオリジナルとメニューに書いてあった「牛スジうどん」の小を注文
隣に書いてあるカレーうどんの文字にかなり気持ちが傾いたけど、流石に1軒目からカレーうどんはアカンでしょう!
注文を受けてから、うどんを茹で始めたようで、少し待たされました。
空腹状態なので、おでんも気になったけど、1軒目から飛ばすといけないので、ここは我慢です。
10分ほどで出てきました牛スジうどん
牛スジが思いっきり入って豪華やん!
この牛スジが、甘くてとても柔らか。
コンニャクにもしっかりと同じ味が付いていて、美味しいです。
麺は、やや平らで縮れています。
ダシが、熱々で無かった分コシが残っていました。
伸びは有りませんが、優しいコシで良いですねぇ~
いきなり本場讃岐の麺と言う感じで、嬉しくなります。
イリコから取ったお出汁も、イリコの味を抑えてあり、あっさりとしています。
やや薄く感じますが、牛スジにしっかりと味が付いているので、それほど気になりません。
食べ終わって、表に出ると、先程まで車が殆ど止まっていなかったのに、かなりの車の数。
よく見ると魚のセリが始まったようで、沢山の人だかりです。
このお店は、丸亀魚市場内にあるので、朝早くから営業しています。
朝早くから市場で働く方々が朝食を食べに行くお店です。
そして、私のように朝早くから讃岐うどんツアーに行く人にも重宝するお店です。 (笑)
お店の直ぐ前は、漁港になっていました。
一打入魂「喰うかい」
香川県丸亀市港307 丸亀魚市場内
営業時間 午前5時~午後1時30分
日曜日は、午前7時~
定休日 水曜日
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Author:食らうンジャー
一週間に一度はうどんを食べないと禁断症状が出るうどん好きの親父です。今日は何処へ行こうかなぁ?